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http://royalmirrorball.blogspot.jp/2013/02/misia-super-best-records-15th.html MISIA "Super Best Records ~15th Celebration~"「INTO THE LIGHT 15th Ver」作業 日記。 久しぶりに、リズメディアの谷川さんから電話があり、15周年のベスト盤を出すとの 事。後日、打ち合わせ。 INTO THE LIGHTを「これから先10年聞ける音にバージョン・アップしたい」との意。 昨今のダンスミュージックの傾向、移り変わりのサイクルを考えると、半年後でさえ正 確に「現場の音がどうなっているのか?」の予想は不可。どうしようか思案。 「House Music」と言えば、日本のTop of DJ、「DJ KO KIMURA(木村コウ)氏」にサポ ートを依頼、快諾。KO KIMURA氏との打ち合わせ後、二手に分かれて作業する事に。 ドラム部分を「ModeWarpの野口氏」を含めた「KO KIMURAチーム」それ以外を自分に手 分けを。 制作当時、Roland SBX-80+Yamaha QX-3で打ち込み、Sony 3348+SSLで作業していたの で、まずは今のProTools上でテンポをFIX。この作業は、Engの川口昌浩氏に依頼。 Sony 3348からのSMPTE信号をRoland SBX-80でMIDIクロックに変換していた為、案の定 テンポが「=129.95…」との表示。この先の事も考えて、ProToolsで「=130」のセッ ション作り、その上にオリジナル・データを貼り、タイミングがズレてる部分の修正。 他、トラック・ダウンで使用しなかったトラックのミュート等。 また、当時のSony 3348上での作業が「44.1Khz/16Bit」と言うレゾリューションだっ た為、(恐らくデジタルで)インポートした時の「44.1Khz」のままだったので「48Khz /24Bit」にコンバート。 作業時にモニターをする為に、軽くバランスを取った後、ステムと2MIXを作成。 これで、ようやく作業が出来る状況に。 師匠の「鷺巣詩郎氏」の書いた「弦・ブラス」が、とてつもなくすばらしく、これを残 す事を決定。 他、同時に曲を構成する「印象的なフレーズ」も残す事に。 まずは、骨格部分。 ドラム部分の大半はKO KIMURAチームが作業するので、自分はベース・パートに着手。 オリジナルは「AKAI S3000XLで生の指弾きの音色」で作られていたのだが、この先10 年と言うテーマを考えると、シンセ・ベースに変更。 色々なスタイルと音色でトライするが、どうしてもオリジナルのフレーズの印象が強過 ぎて、結果、オリジナルのベースラインをシンセ・ベースで完全コピーする事に。 これが意外に難産。ベース音なので、1音でも違うと微妙な違和感が漂ってしまい、ご まかしが効かない事が判明。3時間位掛けて完コピ。 コード(和音)を押さえているパートが、ピアノとエレピ、パッド等だったので、更に 透明感を出す為にビブラフォーン音を追加。 他、1パート毎に、21世紀のシンセ音に置き換えた方が良いと思われる音色の置き換 え作業。 「音色の立ち上げ→耳コピ→置き換え」の作業の繰り返し。 KO KIMURAチームのデータと、自分のデータを合体。細かな擦り合わせをした後、レン ダリング。 MISIA本人のリクエストでパーカッションを「伊達弦氏」でダビングする事に。 同時平行作業で、MISIA本人のメイン・ヴォーカル、コーラス録音。 トラッキングがほぼ終了したので、トラック・ダウンに向けて、細かいタイミング等も 含めブラッシュ・アップ。 トラック・ダウンは、Eng 川口昌浩氏(@リズメディア・スタジオ)。 前日に、川口氏には「歌」「弦ブラス」「ローエンド」を優先して欲しいとリクエスト してたので、夕方過ぎに確認に行くと、ほぼ完成。更に細かいオーダーを出す。 MISIA本人、谷川さんも到着し、細かいリクエストに対応。 最終的に、NYのDJ GOMI氏も交え、全員でADAMのモニターで大音量で聞きながら、確認 。プリント。完成。 ちなみにKO KIMURA氏は、来日中の「UnderWorld」のメンバーと、寿司勝に寿司を食べ に行っていて遅刻(笑) -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.181.85