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http://www.nikkansports.com/general/info/misia/info-general_misia_01.html 名誉大使 MISIA「アフリカへの思い」を語る 音楽活動と並行してさまざまな社会貢献活動に積極的に取り組んでいることで知られる 歌手MISIA(34)。特にアフリカへの思いは強く、07年に初めてケニアを訪れ て以来、一般財団法人mudef(ミューデフ)を通じて教育支援、貧困・マラリア撲 滅の活動を行っている。その実績を評価され、今月初旬に横浜で開催された第5回アフ リカ開発会議(TICAD V)では、名誉大使も務めた。アフリカと の出合いや、思 いなどを聞いた。 6カ国を訪問、文化違い面白い  色彩鮮やかなアフリカ民族調ドレスがよく似合う。「ターバンを巻くのはお手のもの ですよ。好きなことをやっていると、こっち(アフリカ)に傾いてしまうのかもしれま せん。自分から見たら好きな物ばかりですけど」。  アフリカ訪問国はケニアなど計6カ国。「流れている音楽も、女性のスタイルも違い ますね。それぞれ違う文化があるので、非常におもしろいですね。やはり音楽が一番魅 力的に映ります。私たちの概念にないような、洗練された音楽があるんですね」。音楽 活動を通じて、アフリカを中心とした人道支援を行うようになって5年以上になる。  今年初めに滞在したセネガルではレコーディングを行った。同国の人間国宝で伝統的 太鼓奏者、ドゥードゥー・ンジャイ・ローズ氏と共演。10年サッカーW杯公式アルバ ム収録曲「MAWARE MAWARE」を再アレンジし、先月29日に配信限定でリ リース。同曲はMISIAが名誉大使を務めたTICAD Vの公式ソングになった。 アフリカの旅を通じ、感じたことを新たなメッセージとして歌詞に盛り込んだ。  ローズ氏について「プレイスタイルがジェームス・ブラウンみたい」と表した。「ド ゥードゥーさんは何十人といる太鼓奏者の指揮者のような役割で、手で何か1つ合図を すると、リズムがパッと変わる。ジェームス・ブラウンは自分の踊りでバンドの演奏を 変えていたそうなんですけど、ソウルミュージックに流れるルーツを見た気がします。 ルーツがアフリカにあると頭で分かっていても、直接見ることによって、あ、やっぱり ここにあったんだなと実感しますね」。 自分の目と耳で実際に確かめる  「MAWARE─」の収益の一部は、音楽やデザイン、アートで世界を変えていくこ とを目的に設立されたmudefの事業として、マラリア予防の蚊帳配布に使用される 。「まだまだ大変な状況にある人たちのことにも思いをはせて、本当の意味で心をつな げていただけたらと願っています」。  マラウイで乳幼児の死亡率が最も高い原因はマラリアといわれる。セネガルも蚊が発 生しやすい環境の下、蚊帳を持たない人が大勢いることを現地で知った。  「音楽をやっていると、心が動いた時にしか確信を持って音楽に取り組めないことが あるんですけど、やはりこういう活動においても、心からそうなんだなって納得ができ ないと、メッセージを伝えてはいけない気がしたんですね。アフリカに実際に行く機会 を持たせていただけるのであれば、ぜひアフリカへ行って、心から感じたメッセージを 伝えたいと思いました」。今は簡単に情報収集できる時代。それでも必ず実際に自分の 目と耳で確かめる。  アフリカを初めて訪れたのは07年。人道支援を行うU2のボノに勧められたことが きっかけだった。  「『あなたたちはアフリカに行ったことがあるの? 1回行ってみると、見えること がある』という内容のお話をされていらっしゃって。ボノさんが話されるアフリカの話 は非常に説得力があったんですね。アフリカを実際見てメッセージを伝えていらっしゃ るからだなと。私はこの活動をしていて、見せていただいたものをこうしてお話しさせ ていただいたり、何よりも音楽を通して伝えていくということが、本当のアフリカを伝 えていくことにきっとつながる思っています」 音楽を通じてメッセージ発信  長崎出身。社会問題に対する意識の高さは幼いころからの環境から育まれた。  「10年ほど幼少期を過ごした対馬は自然が豊かな場所。自然が大事だと肌で教えて もらいました。長崎は平和教育が盛んなんですね。世界で起こっている紛争問題に関心 を持つようになりまして。(アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られた楽曲) 『ウィー・アー・ザ・ワールド』といった音楽を通してアフリカが抱える問題を知って いたものですから、お互い全部つながりあっていると考えるようになりました」  TICAD V名誉大使に任命されたのが今年1月。その直前に訪れたセネガルでレ コーディングを行うと同時に、日本の支援で建設された給水塔などの視察も積極的に行 った。  「4万人がその給水塔の水で生活しているんです。下痢や感染症に苦しむ子供たちも いますから、給水塔によって健康が改善されたこと、水くみから解放された子供が学校 に行けるようになったり、女性は違う仕事をして収入を得たり。1つの問題解決へのア クセスがいろいろな問題解決にもつながっていると感じたことが、非常に印象的でした 」  アフリカは意外に近い。そう断言した。  「アフリカからたくさんの物を輸入し、私たち自身も支えられています。アフリカを 知ると、お買い物に行くだけでも、これはアフリカから輸入しているんだとか、いろん なことに気付くんですね。知識が意識を変えていくので、何よりもまずアフリカのこと に関心を持っていただき、知っていただきたいと思っています。衣装も素晴らしいし、 自分の心がひかれるものからアクセスしていただけたら、いろんな側面のアフリカが見 られて、リアルなアフリカが感じられるのではないかと思います。私は音楽を通じてメ ッセージを発信したり、楽しくつながるコミュニティーの場を作ることを続けていきた いです。アフリカでも日本でも」  音楽で世界をつなげる。それが使命と捉えている。 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.182.99