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MISIA、進化の軌跡 たどり着いた「今のボーカル」
MISIAがデビュー15周年を迎え、ベストアルバム「Super Best Re
cords」を出した。一部の楽曲は歌い直し、デビュー以来の進化の軌跡を3枚にま
とめた。「新たに録音したり、新曲を入れたりして、『今のベスト』として楽しんでも
らえるものを目指した」と話す。
1998年のデビュー曲「つつみ込むように…」は、原曲と新録の双方を収録。15
年間の成長ぶりを聴き比べることができる。新バージョンは、コーラスをふんだんに採
り入れた、R&Bやソウル色の強い仕上がりで、オリジナルからがらりと様変わりした
。
「デビュー当時は低音の表現があまりうまくできず、高音に逃げている部分があった
けれど、最近は低音も太くなってきた。そんな今のボーカルだからこそできることをや
ろう、と思いました」
2000年代の半ばには、どんな音楽を目指すべきなのか、迷い揺れた時期もあった
。多忙を極め、曲づくりやライブといったアウトプットばかりに追われる日々。「改め
てインプットを」と、3カ月の休養をとり、海外で様々なアーティストのライブを見る
うちに、進むべき道が見えてきたという。
「音楽って『歌い合う』ものなんだなって気付いた。自分が歌って、今度は誰かの歌
を聴いて、音楽のカルチャーは会話のようにできている。そこで壁が取り払われて、今
までの自分から一歩、踏み出すことができました」
途上国の児童支援や環境保護など、社会活動にも力を注ぐ。飢餓、伝染病、虐待……
。アフリカに足を運び、貧困の実態を目の当たりにしてきた。
「一方で、捨てられた子どもを親代わりになって育てている人もいて、心の豊かさに
も触れました。日本は物質的に恵まれているけれど、本当に豊かといえるのか、と考え
させられもしました」
34歳。これまで年長世代を追いかけてきたが、最近は若手アーティストに目が向く
ことも増えた。
「いつも先輩というわけでもなく、いつも後輩というわけでもない、中間の世代。世
代の壁を全部ぶっ壊して、いいとこ取りをするような音楽をやっていきたいですね」
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