http://music.emtg.jp/pickUp/20130202054955cb5
自らこだわった最高のボーカリゼーションを楽しむべし! MISIA 究極のベスト盤が登
場!
内容充実のベストアルバムだ。天才ボーカリストとしてシーンに登場した1998年のデビ
ュー曲「つつみ込むように…」のオリジナル・バージョンから、天才が目標を見失わず
に力強く成長していく過程で獲得したボーカル・スタイルでの再録音「つつみ込むよう
に…」までが網羅されていて、ファンならずとも楽しめる3枚組だ。
「MISIAの音楽のスタイルって、ありがたいことにいろいろあるんですよね。リミック
スCDも100万枚売れたりしてますし、ライブ・バージョンのCDもあったり。CDだけじゃ
なくて、ライブも私の活動の主軸だったりするので、どこを切り取ってベストというの
か、どこを切り取ってベストというのがファンの方が楽しんでくれるのか。そういうこ
とをいろいろ考えて、今回のベストは最終的にはオリジナル・バージョンが中心の選曲
になりました。しかもそれは3枚でないと収まりきらないということで、3枚になりま
した」(MISIA)
3枚のディスクに収録されている楽曲は、どのように配分されているのだろうか。3枚
それぞれ、時代順でもなく、さまざまな雰囲気の曲がランダムに収録されているように
見える。ただし、聴いていて“統一感”を感じることも確かなのだ。
「ずっとお世話になっているDJのGOMIさんに『どんなベスト盤がいいですか?』という
相談をしてみたら、最初はアップテンポ/ミドル/バラードという3枚の分け方もいい
かなという話になったんですよ。だったらマスタリング・エンジニアをそれぞれ変えて
みたらいいんじゃないかというアイデアが出たんです。アップテンポのダンスチューン
が得意な方、じっくり聴けるバラードが得意な方っていうような。ただ1枚全部バラー
ドというのは聴くほうが大変だねという話にもなって、結局は全部のタイプをミックス
して選曲することにしたんですけど、最初のアップ/ミドル/バラード案のときに候補
にあがっていたマスタリング・エンジニアの方はすごく面白そうだったので、やっぱり
やってみたいという話になって。それで、DISC-1がクリス・ゲイナーさん、DISC-2がハ
ーブ・パワーズ・ジュニアさん、DISC-3がトム・コーエンさんということになって、彼
らの得意な音に合わせて曲を振り分けました」
たとえばクリス・ゲイナーが担当したDISC-1は、シャキッとしたサウンドで、リズム
が立つマスタリングがなされている。ある意味“攻撃的”な耳触りは、世界水準の最新
サウンドだ。
「そう、DISC-1は攻撃的ですよね。クリス・ゲイナーさんは、レディー・ガガとかリア
ーナとか、最近のエレクトロやハウスのマスタリングをやってらっしゃる方です。だか
ら『CATCHI THE RAIBBOW(15th.ver.)』なんかは絶対に合うだろうなと思ってたんです
けど、その通りになって、嬉しかったです」。
こうしたMISIAの音楽への愛とこだわりが、このベストを充実したものにしている。ち
なみに僕はDISC-1がおススメ。MISIAも喜んだマスタリングが活きている「DEEPNESS」
、「SNOW SONG」、「BACK BLOCKS」が素晴らしい。3枚のCDをとおして、彼女が自らこ
だわった最高のボーカリゼーションを楽しむべし!
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