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http://www.son.or.jp/2014summer/message/supporter.html#p01 スペシャルオリンピックス日本公式応援ソング「HOPE & DREAMS」 特別対談 MISIA × 有森裕子 MISIAさんが歌う『HOPE&DREAMS』が、スペシャルオリンピックス日本の公式応援ソング に決定しました。それを記念して、特別対談が実現。お二人の、歌やスポーツにかける 思いをお話いただきました。 「普通の社会で頑張っている人と共感してもらえる、私たちとつないでくれる曲だと思 ったんです」 ── 有森 有森 スペシャルオリンピックス日本(SON)の活動を特別な存在ではなく、普通の社会 で頑張っている人たちに共感してもらえる、思いをつないでくれる曲を投げかけたいと 思っていました。それがまさに、公式応援ソングにさせていただいたMISIAさんの『 HOPE & DREAMS』でした。 MISIA 私は、夢を持つということは、未来を描くことだと思うんです。でも、今は絶対 的な結果と周りから決められたイメージによって、夢をあきらめてしまうことが多いよ うな気がしていて。でも、やっぱり「こうなりたい」と未来への夢を見ることはものす ごく大きな力を生むので。そこで、自分自身も含めて、聴いてくださった方たちの力に なれるような、勇気がわくような歌を、このメロディーに乗せて伝えられたらなと思っ て歌詞を書いた曲だったので、応援ソングになりすごくうれしかったです。一人でも多 くの人が、この曲で踊ったり元気になってくれたりすると、本当にうれしいですね。 「上手に馬とコミュニケーションをとる子どもたちに、感動します」── MISIA 有森 MISIAさんは、以前から乗馬がお好きで、障害者乗馬のサポートもされていらっし ゃいますよね。 MISIA 私も理事をしている一般財団法人mudef(ミューデフ)が、障害者など特別なニ ーズがある人を対象にした乗馬プログラムを運営している団体EFP(Equine Facilitated Project)をサポートしているんです。それで障害者乗馬のことを知り、 そこに参加し頑張っている子どもたちからSOの話も聞いていました。 乗馬は、馬と人とがコミュニケーションしながら競技するスポーツなんですね。「馬が 今、どういうこと感じているのかな、楽しいのかな、悲しいのかな、怒っているかな、 私の気持ちが通じているかな、あ通じた!」と、運動をするというだけではなく、コミ ュニケーションによってものすごく感動するスポーツだと思っています。例えば、馬は 右に行きたくないと思っているのに、右に行かせようとするとき。馬はわがままで行き たくないのではなく、危険なものが右にあるとか、怖いと思うものがあるとか。そうい うことを馬の表情で通じ合えたとき、とても嬉しいですよね。大人顔負けでものすごく 上手に馬とコミュニケーションをとっている子どもを見ると、本当にすごいなあと思い ます。それまで、人と人とのコミュニケーションが得意ではなかった子どもも、乗馬を 通してそれが改善することもあると聞いて、馬の力も、スポーツの力も、すごいと。 有森 本当に、そうですね。まだ一部の地域ですがSOでも馬術の競技があります。また 、今大会にはエキシビションで馬術が実施され、今後全国の地域に根付いていってほし いと思っています。 MISIA ものすごく体を動かすので、リハビリにもなりますよね。障害者乗馬では、馬の 上で子どもたちが踊ることがあるんです。私の曲も使ってくれていることがあって、手 綱を持たずに、楽しそうにリズムに乗って踊るんですよ。 有森 すごい! バランスをとるのが難しいですよね。 MISIA そうなんです。見ている親御さんがたまにご自分もやってみようとして、全然で きない(笑)。そうすると、うちの子すごい!ってなるんです。こんなことができるん だと感動して、子どもたちも「そうでしょ? すごいでしょう?」って、自信につなが ることもあるようですね。ただ、日本は乗馬人口が多くないので、馬の飼育にもお金が かかります。そういう現状を知って、子どもたちのためにサポートしてくださる企業さ んもあって。もう2年もサポートをいただいています。それで子どもたちの世界が広が るというのは、とても素敵なことだなと思っています。 「スポーツからもらえる感動は、すべてのオリンピックで同じです」──有森 MISIA 有森さんは、オリンピック、スペシャルオリンピックスを経験されて、大会が違 っても、スポーツから得ているものすべてに差はないとおっしゃっていましたが。 有森 はい。以前まだ私がSOと直接関わりを持たなかったとき、「SOはオリンピック、 パラリンピックとは違う」と聞かされて違和感があったんです。その時、何が違うのか 、私は見つけられなかった。 スポーツには、「すごい記録」と、「すごい記憶」があると思っています。それで人は 、スポーツから大きな感動をもらうんです。アイルランドで行われたSOの世界大会に初 めて行ったとき、バスケットボール会場で、日本選手が決勝で負けてすごく悔しがって 泣いていたんですね。そのとき、そうだよねって思いました。一生懸命頑張って、悔し くて。でも、そういう姿を見せられるから、人は感動して、記憶にも残る。何も違わな い。違うものがあるとしたら、驚異的な記録が生まれないことですね。でも、見ている 人が持つ感覚や、やっている人が持つ感覚は何も変わりません。一生懸命だし、全力だ し、それを見て感動するし。で、今、やっています(笑)。 MISIA スポーツマン精神を感じます(笑)。SOはもしかしたら、一番そう感じるのかも しれませんね。「スペシャル」の意味は、本当はそういうことなのかなと思いました。 有森 知的障害者といっても、何も変わらないんです。純粋ですけど、わがまま言うし 、ずるもするし(笑)。スポーツするときは全力だけど、練習ではちょっと怠けたりが 当たり前にあるし、当然です。彼らは面白い。もっと普通に考えて、当たり前に接して もらえる機会が増えるといいなと思っています。 MISIA 知的障害のある方々と接する機会がなかなかないのが現状ではあります。私は乗 馬を通じてそうした機会をいただきましたが、SOを通じてコミュニケーションをとる機 会が得られるというのは、お互いが元気になれる素敵なことだと思います。私も、すご く力をもらっていますので。 有森 うれしいですね、そう感じていただけると。残念ながら、そういう機会はまだ少 ないですよね。特別な環境に行かないと出会えないし、知らない。もっと私たちもアピ ールして、自分たちのところに来てもらうのを待つばかりではなく、一般の人とアスリ ートがつながっていく機会も作っていけたらと思っています。 「開会式では、希望と夢がたくさん心にわくように、心を込めて歌います」──MISIA MISIA 私は、子どもは大人の社会の鏡だと思うんです。子どもが泣いていると、大人も 泣いている。子どもが笑っている社会はすごくいい社会。 有森 そうですね。良いことも悪いことも、まさに子どもは大人の鏡。自分自身を振り 返ってみても、大人に導かれてきたことが多かったと思います。私は、すごく大人に支 えてもらったと思うのですが、本来できたはずなのにできなかったという人もたくさん 見てきて、そういうことが少しでも減っていくといいなと思うんです。子ども時代の環 境や経験は、大人になったときに大きな影響を与えると思います。だからこそ、大人も 子どもも、どちらも笑顔でいられるような現場を作っていきたいと思っていて、SOのよ うな活動にもつながっていると思います。 MISIA 私も、子ども時代の経験や環境が大きく影響するというのを実感します。私自身 、長崎に生まれて平和教育を受けたり、自然が豊かな中で育って環境に意識がいったり 、ソウルミュージックが好きでアフリカのことを知ったりということが、今につながっ ていますし。なので、様々な社会貢献活動に関わらせていただく際、やっぱり「子ども 」に関することには敏感になります。それと、「共に生きる」ということを大事にした いと思っています。SOのマークも人と人が手をつないでいる絵柄ですよね。大会開会式 のアスリート宣言にも、「たとえ、勝てなくても、頑張る勇気を与えください」という 言葉があって、その言葉から「くじけそうになってしまったときも、周りが頑張れ、と 応援するのが力になって、最後まで力を出す」そんな思いが伝わってきて、すごく素敵 なメッセージだと思います。 有森 私の中で、「教育」は、「共育」という字だと思っているんです。SOもそうです し。今回の福岡大会では、ぜひそんな様子も感じていただければと思います。大会会場 で、アスリートが本気で悔しがったり、喜んだり。そんな場面にたくさん出会えると思 います。そういうのを見ると、私も頑張らなくちゃって思うんです。MISIAさんも、お 時間許す限り、ぜひ楽しんでいってください。 MISIA ありがとうございます。大会開会式では、アスリートの皆さんの希望と夢がたく さん心にわくように、心を込めて歌いますので、最後まで一生懸命競技を楽しんで頑張 ってください。応援しています。 - MISIA – ミュージシャン。長崎県生まれ。その小さな体から発する5オクターブの音域を誇る圧 倒的な歌唱力を持ち、世界中の人々を魅了する「Queen ofSoul」と呼ばれる日本を代表 する女性歌手。一般財団法人『mudef』(www.mudef.net)を通じたアフリカ支援や環境保 全活動などが評価され、2013年にはTICAD V名誉大使を務めた。 2年前からはmudefを通じて、特別なニーズがある子どもたちやその家族を対象にした乗 馬プログラムを支援している。 -- https://www.facebook.com/MISIAsupporter MISIA 情報彙集應援專頁 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc), 來自: 118.232.182.69 ※ 文章網址: http://www.ptt.cc/bbs/MISIA/M.1414510262.A.208.html