作者: newtone (newtone) 看板: HELLOMORNING
標題: 最初で最後の１６人娘。緊急連載
時間: Wed Mar 3 22:34:38 2004
「きょうは本当にいい思い出ができました。もうすぐ卒業しますが、私が大
好きな『モーニング娘。』を、そして保田圭を、これからも変わらず応援して
下さい。みんなありがとう。バイバイ」
ツアー初日から保田の目は潤んでいた。送り出す１１人も、アンコールでは
自然と保田をとり囲んだ。そして「卒業旅行～モーニング娘。旅立つ人に贈る
唄～」をみんなで熱唱した。
溫泉まんじゅう食うぜ、大盛りだい…よい仲間だ、大好きだよ…
この曲は、正月休みに保田と矢口真里（20）、石川梨華（18）の３家族が一
緒に旅行へ行った思い出を、保田がつんく♂（34）にメールで報告。そこに綴
られた言葉をヒントに、つんく♂が書き上げたものだった。
メンバーの思いも同じだった。５年間苦楽をともにした安倍なつみ（21）は、
髪の毛を後ろで束ねていた輪ゴムがちぎれるほどの熱演でこたえた。ツアー前、
リーダーの飯田圭織（21）も「一緒にやってきた圭ちゃんが卒業する大事なツ
アー。私たちは絆が深いし、ずっと仲間だと思っている。だからこそ最大限の
パワーを出して最高のライヴにすることだけを考えています」と誓っていた。
公演はツアータイトルの「２００３春 NON STOP！」をそのままに、汗を
ほとばしらせてスタート。ニューアルバム「No.5」を中心に、４月２３日発売
の新曲「AS FOR ONE DAY」など２１曲を熱唱。約７０００人のファンを沸か
せた。「誰かが卒業したり、追加メンバーが入ったりして、常に新しい形で見
せていく。安心しちゃいけないんです。いつも進化し続ける『モーニング娘。』
でありたい」。安倍の言葉だ。手を抜けばその瞬間、他のメンバーから取り残
される。だから常に努力する。つんく♂は、その思いを必ず歌詞に反映させて
きた。
あなたが持ってる未来行きの切符 夢は叶うよ絶対叶うから…（Do it！NOW）
それがファンの共感を得た。それまでカッコ悪いことに思えた努力すること、
信じることを、彼女たちが"普通のこと"に変えたのだ。リーダーの飯田にと
っても、６年間思い続けた夢を実現させたツーであった。
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