体(たい) 劣勢(れっせい) もう 観念(かんねん) すんのんかい
何者(なにもん)で 本邸(ほんてい) 寒村(かんそん) 参(まい)りや
精(せい) 一杯(いっぱい) 合掌(かっしょう) 何(なん) 崇伝(すうでん)かい
抛(ほ)る物(もん)で 焼嗅(やっかがし)の 足(た)りる
迷路(めいろ) 敏感(びんかん)な 骨迷路(こつめいろ)
鳴(な)り 捉(とら)えて 心(こころ)が 奔(はし)る
高(たか)らかでいて 摂心(せっしん) 乱(みだ)れず
念(おも)う 音(ね)じゃなくても
在(あ)り来(く) 止(と)まらないで
柔(やわ)らかでいて 熱賛(ねっさん) 貰(もら)えず
居(お)らぬ 如(こと) されても
蒼(あお)く 煌(きら)めく 其(そ)の 魂(たま)で
態(たい) 決定(けってい) もう 団参(だんさん) せんのんかい
贋物(ばちもん)ぞ 別邸(べってい) 本尊(ほんぞん) 在(あ)りや
それにつけても 漸漸(ようやっと) 解(わか)るなり
阿(あ)っと言(い)う間(ま)に 左様(さよう)であるなら
矢っ張(やっばり)り 来(き)て 迷(まよ)う
迷路(めいろ) 繊細(せんさい)な 膜迷路(まくめいろ)
波(なみ) 怺(こら)えて 念(おも)いが 雑(ま)じる
高(たか)い壁(かべ) 出(い)で 決心(けっしん) 揺(ゆ)るがず
越(こ)える 気(き)があるなら 歩(あり)く 下(さ)がらないで
誇(ほこ)らかでいて 列参(れっさん) 馴(な)らわず
顰(しか)め面(づら) されても
不惑(ふわく) 転(ころ)ばぬ 此(こ)の 随(まま)で
釜(かま)は 純然(じゅんぜん)に 我(わ)が意(い)のみ 映(うつ)す
ならば 簡潔(かんけつ)に
念(おも)う 随(まま) 取(と)って 一切合切(いっさいがっさい)を
高(たか)らかでいて 摂心(せっしん) 乱(みだ)れず
念(おも)う 音(ね)じゃなくても
在(あ)り来(く) 止(と)まらないで
柔(やわ)らかでいて 熱賛(ねっさん) 貰(もら)えず
居(お)らぬ 如(こと) されても
蒼(あお)く 煌(きら)めく 其(そ)の 魂(たま)で
燃(も)える 火(ひ)が 在(あ)るなら
隠(かく)さないで
高(たか)らかな 歌声(うたごえ)よ
響(ひび)け 煌(きら)めく この場所(ばしょ)で