粉雪の舞い踴る
寒(かん)の殿戶(とのど)の下
匈やかな妖氣立つ
陰(かげ)に潛みし影
魔の物に魅入られし
人の形の鬼
殺陣は血で煙(けむ)り
屍(かばね)は山と成る
魂(こころ)亡くした 虛(うつ)ろな器
玉蟲色の 幻に包みて
鬼 斬 忍 法 (おにきりにんぽう)
笑いた側(そば)散りぬるは
邪氣を孕(はら)みし花
嫋(たお)やかな魔性の力
病(や)みを飲み迂む闇
魂(こころ)亡くした 虛(うつ)ろな器
玉蟲色の 幻に包みて
鬼 斬 忍 法 (おにきりにんぽう)
二つに裂いても 微塵(みじん)に刻めど
內から外から 鬼は潛み入る
人の弱さ故(ゆえ) 懷柔(かいじゅう)さるるが
己(おの)が魂で 打ち碎け鬼を