荒ぶる闇の蠢(うごめ)き
其(そ)れは時媚鬼(じびき)の所作(しょさ)り
近付く謀りの蟲毒(こどく)
彼は醜き驕り
深い邪にまみれた 血みどろの業
虛(うろ)に流し迂めども
今式を打つ 撫でた護符を塗り潰し(成敗)
其の時を待つ(成敗)
罪穢(つみけが)れの澱みを著せて
果てなき夜の導き
其れは餌食の虛耗(きょこう)
凍てつくばかりの孤獨
此(これ)が邪道の報い
無慘な繰り言に 耳を貸しながら
無漏(むろ)の閾值(いきち)を探る
今式を打つ 撫でた護符を塗り潰し(成敗)
其の時を待つ(成敗)
罪穢れの澱みを著せて
折しも限りの月を
叢雲(むらくも)が吞み
卒塔婆(そとば)を彩る花は
夜風に搖蕩(たゆた)い
今式を打つ 撫でた護符を塗り潰し(成敗)
其の時を待つ(成敗)
罪穢れの澱みを著せて