サザンオールスターズの桑田佳祐(53)が映画音楽をテーマにした特別公演を2日
夜、パシフィコ横浜で行った。恒例のエイズ啓蒙(もう)キャンペーン「Act Ag
ainst AIDS(AAA)」の一環で、公演名は「映画音楽寅さん チャラン・
ポランスキー監督・脚本・主演~男はしたいよ」。桑田らしいユーモアたっぷりの趣向
で、50年代から現代までの名画のBGMに挑んだ。
冒頭、巨大スクリーンに映画評論家の淀川長治さん(享年89)ならぬ「道頓堀川長
治」に扮した桑田が登場。開演を告げると、スクリーンに洋邦画の名シーンが次々と映
し出された。
途中、ステージ上空に約5メートル舞い上がる。手には黄色い傘。米俳優ジーン・ケ
リーが土砂降りの中を歌いながらタップダンスを踊る「雨に唄えば」の名シーンを再現
。フライングは初挑戦。ファンはもちろん、桑田も興奮気味だ。
「今年は映画音楽の特集です。毎年毎年ネタを考えて…。もう来年はネタがありませ
ん」とジョークであいさつ。「デフレ、円高の中、心ゆくまで楽しんでほしい」と呼び
かけた。
橋幸夫と吉永小百合が共演した「いつでも夢を」のタイトル曲は、なぜか米歌姫ビヨ
ンセ(28)のものまねで知られるタレント渡辺直美(22)が飛び入り。デュエット
かと思いきや、女性パートを実際に歌ったのは原由子(52)で、渡辺が腹の肉をつか
むと♪いつでも肉を~と替え歌が流れ、会場は大爆笑。その後、原がメリー・ポピンズ
に扮して登場する一幕もあった。
桑田はAAAに93年から参加。96年からはビートルズやエリック・クラプトンの
カバー公演など、毎年趣向を凝らして開催してきた。収益金から今年もエイズの啓発パ
ンフレットが製作されるが「状況としては複雑。当初は3、4年で終わると思っていた
」
思い入れたっぷりに全40曲を歌うと、最後は新曲「君にサヨナラを」(9日発売)
を披露。来年はオリジナルアルバム(タイトル未定)発売と全国ツアーを予定しており
、「また近いうちにお目にかかりましょう」と誓った。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/12/03/01.html(内有照片)
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