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http://ro69.jp/live/detail/34480 2010.05.11 東京事変 @ 東京国際フォーラム ホールA 4thアルバム『スポーツ』のリリース・ツアー、『東京事変live tour 2010 ウルトラC 』の東京公演、国際フォーラムのホールA、2デイズの1日目。 まだ全然ツアーは続くので、セットリストのネタバレはNGでお願いします、とレコード 会社に言われましたが、言われずとも書きません! あと、照明や構成なんかの演出の 細部も含めて、一切書きません! 書きませんとも、ええ! と言いたくなるライブでし た。 なんか予感がしたので、関係者受付でもらったセットリスト、あえて見ずにライブに臨 んだんだけど、「いやあ、見なくてよかったあ!」と、本当に思った。 この曲で始まって、次はこれをやって、その次はこう進んで……という、曲の並び。そ の、曲と曲とのつながり、あるいは曲と曲との間のブレイク。1曲ごとの照明。照明以 外のいろんな演出。などなど、もうすべてがすごいというか、完璧というか、1曲始ま るたびにいちいちもう「おお!」「うわ!」って驚くというか、ええと、なんていえば いいのかなあこれ、とにかくもう、ほんと細部にわたるまで、そして始まってから終わ るまで、ステージの上で起きていることのすべてに、意味がある感じなのだ。必然があ る感じなのだ。「なんとなくこうなってます」「とりあえずこうしてみました」が、ゼ ロな感じなのだ。 具体的に書かずに伝えるのが、大変に難しいが、たとえばですね。 すばらしい演劇って、客電が落ちて、ステージの照明がついて、始まった瞬間、どの役 者が舞台のどの位置に、どっちを向いてどんなポーズで立っているか、それ自体にもう 意味があるじゃないですか。視覚的に、くるじゃないですか。それを観た瞬間に「おお !」ってなったりするじゃないですか。 って、私の場合松尾スズキさんの作品がそれですが、というか松尾さんの作品しかほぼ 観たことないんですが、それにとても近いものを、感じるライブだった。 つまり、なんというか、もう音が出る以前の話になってきますが、椎名林檎、亀田誠治 、刄田綴色、伊澤一葉、浮雲の5人が、ステージのどの位置に立って(もしくは座って )、どんな首や肩や腰の角度で、どんなふうに楽器を弾いているか、歌っているか自体 に、既に意味がある。 そういうライブだったのです。そういう意味で演劇的というか、映画的というか、ステ ージが常に、1枚の絵を観ているような状態。 いや、別に、芝居をしたり、曲ごとにどんどん立ち位置を変えたり、派手な演出があっ たりするわけではない。基本的には、同じ立ち位置で演奏し、歌っているだけの、かな り淡々とした、ステージだ。 なのに、それが照明などの演出によって、もう1曲ごとに違う絵になっていく感じなの だ。で、時々、その「基本的に同じ立ち位置で淡々と」というフォーメーションではな くなる場面があるんだけど、その瞬間、ステージ上で進行しているストーリーががーん ! と変わって、観ているこっちに、すさまじいカタルシスが押し寄せたりするわけで す。「おおおー!!」ってなるわけです。 とりあえず私、中盤で1回、本編後半で1回、アンコールで1回の計3回、背中全面に、鳥 肌立ちました。 ってこれ、演奏とか歌のこと、全然書いてないライブレポートだな。いや、もちろん歌 もプレイもアンサンブルも、あとPAも(これも具体的に書けないけど、やっていること にいちいち意味があるのです)、えっらいすばらしさだったんだけど、ある種、それは 前からそうだった。 でも、ここまで延々書いたような、演出とか構成とか見せ方の面に関しては、東京事変 って、前はこんなバンドじゃなかったと思う。前回のツアーのZEPP TOKYOも観てるけど 、もっとこう、普通のロック・バンド寄りだった記憶があります。こんな、総合芸術と 鍧うか、\合エンタテインメントみたいなライブじゃなかったよね。どうしたんだろう 、一体。 そういえば、椎名林檎が2回短く挨拶した以外は、MCも全然なかった。でも、終演後に スタッフにきいたら、ツアー前半では、ふんだんにしゃべっていたそうです。 きっと、ツアーを続けていくうちに、「あ、このライブ、しゃべる必要ないわ」と気づ いたんだと思う。確かに、口で説明したり解説したりする必要が、まったくないライブ だった。 これから観るみなさん、ぜひお楽しみに。あと、このライブ、ツアーのどの日のかはわ からないけど、DVDになって8月に出るそうなので、それも楽しみです。 これ、もし仮に、引きの1カメ回しっぱなし編集なしで、撮っただけの映像だったとし ても、相当おもしろいと思う。そんなことはしないとも思いますが。(兵庫慎司)