<プレーオフ第2S:西武4-3ダイエー>◇第5戦◇11日◇福岡ドーム
4時間14分の激闘を制し、西武伊東監督が4度宙に舞った。「第1ステージからこ
ういう展開だったので、最後は全員野球で開き直ってやった。本当に勝ってよかった」
。お立ち台で特に興奮した様子も見せず、喜びを静かにかみしめた。
一時は2点をリードし頼みの救援陣で終盤を逃げ切ろうとしたが、8、9回で追いつ
かれ、延長戦に突入。しかし10回、代わった三瀬から小関の右翼線二塁打と犠打で1
死三塁。フェルナンデスが歩かされた後、代打の犬伏が中犠飛を放ち、再び突き放した
。
伊東監督は「厳しい戦いを勝ってきたので勝てると思っていた」。エース松坂の力投
、2度本塁で走者を刺して得点を阻んだ堅い守り、伏兵石井義、犬伏の殊勲打…。まさ
にチーム一丸となって大一番を制した。
〔2004/10/11/23:07〕