<プレーオフ第2S:西武4-3ダイエー>◇第5戦◇11日◇福岡ドーム
西武松坂はエースと呼ぶにふさわしい気迫の投球だった。6回を6安打1失点、大一
番で好投した。
中3日での登板の影響は全く感じさせず「渚(新垣)を見てすごいな、と思って」と
同級生のライバルに触発され、序盤から150キロの速球を次々と投げ込んだ。4回、
城島に1発を許すが、その後のピンチはバックの堅い守りもあり無失点で切り抜けた。
6回に3点の援護をもらうと「無駄にはできない」と気持ちを高め、6回の城島との対
戦ではこん身の154キロの速球で右飛に打ち取った。
苦楽をともにした仲間の頑張りで迎えた歓喜の瞬間。2年前は故障で参加すらできな
かった初の胴上げも体験した。「一番感動しました。最高です」と笑顔を見せていた。
〔2004/10/12/00:22〕