<日本シリーズ:西武7-2中日>◇第7戦◇25日◇ナゴヤドーム
6年目の悲願達成だった。西武松坂はプロ初の日本一を実感するのに少し時間がかか
った。「あっけないというか…。最後に(スコアボードに)日本一と出ているのを見て
、実感がわいてきました」。98年に横浜高で甲子園春夏連覇の経験はあるが「そのと
きとは全然違いますね。プロ入って6年でやっとですから」。
伊東監督の起用に疲れも吹き飛んだ。「5回ぐらいに、『7回か8回にいけるか』と
言われました」と喜んで連投を受け止めた。日本一チームの大黒柱は、最後まで仕事を
まっとうした。今年はアテネ五輪も、プレーオフもあった。今、1番したいことに「自
分の中のスイッチをしっかり切ってしまうことですかね」と話す。04年の戦いは最高
の形で終わった。
〔2004/10/26/07:31 紙面から〕