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西武身売り200億円、ライブドア断った  西武の親会社コクドがIT企業ライブドアに西武球団の売却を打診し、断られていた ことが6日、明らかになった。西武グループは鉄道株価の急落から財務状況が悪化。球 団譲渡の方針を固め、都内に拠点を持つ外資系投資企業を介して10月下旬に打診した が、200億円とされる売却額や本拠地問題などで折り合わなかった。コクドは放送会 社など複数企業に打診しているが交渉は難航している。球界新規参入には「落選」した が、今日7日、帰国するライブドア堀江貴文社長(32)の発言が注目される。  50年ぶりに新規参入球団を迎えて、わずか4日。再びプロ野球界に衝撃が走った。 今季12年ぶりに日本一の座に返り咲いた西武が、条件次第で売却の方針を固めた。  親会社のコクドがライブドアに売却を申し入れたのは10月下旬とみられる。まだ楽 天と同社がプロ野球の新規参入を争っている真っ最中で、外資系企業を通じて売却額2 00億円、本拠地・西武ドームの継続使用を条件に提示したとされる。しかし、毎年2 0億円弱の赤字が見込まれる球団の売却希望額としては破格だった。ライブドアも新規 参入に望みを残していた時期で、関係者によれば「あまりにも高額だった」と交渉を見 送った。  すでにソフトバンクが名乗りを上げているダイエーの売却額の「相場」は100億円 前後とされる。ダイエーは今季も307万人の観客動員を記録したのに対し、西武は1 65万人と動員力は明らかに劣るなど、球団の「資産価値」はダイエーが上回る。  しかし、インサイダー取引疑惑で株価が急落。財務体質が悪化したコクドとすれば、 200億円の売却額と、運賃収入を確保できる西武鉄道沿線の球団維持ができなければ 、球団を手放す意味がなくなる恐れがある。  同社以外にも複数の放送関連企業など数社に同様の条件で話が持ち込まれたが、高額 な売却額と本拠地の問題が障害となり、まとまらなかったようだ。コクドは来年3月ま でに譲渡を完了したい意向だが、まとまらなければ来季も球団経営を継続する見込みだ 。その後、経営状況が行き詰まった場合、売却条件を修正しながら譲渡先を求める。新 規参入が見送られたライブドアだが、球団の会社組織は残す方針で、今後の条件次第で 買収交渉に応じる可能性は十分だ。今日7日、滞在先の香港から帰国する堀江社長の発 言が注目される。  78年秋に創設。リーグ制覇15度で9度の日本一に輝く名門の歯車は、親会社の不 祥事により狂い始めた。堤氏はコクド会長をはじめとするグループ会社のすべての役職 を辞任。日本シリーズ終了翌日に球団オーナー職からも退いた。  同時に球団存続の危機がささやかれ始めたが、堤氏に近い関係者ほど「一線から身を 引いても、球団は意地でも手放さないだろう」と口をそろえた。それほどライオンズへ は自ら経営権を引き受け、所沢にライオンズタウンをつくった自負があり、西武ドーム を中心にした娯楽施設に強い愛着を持っていた。  楽天の参入直後に今度はパ・リーグ盟主が直面した危機。譲渡の打診企業の1つがラ イブドアだったとは、あまりにも皮肉な状況を迎えた。 〔2004/11/7/06:19 紙面から〕