第89回全国高校野球:監督対談 聖光学院・斎藤監督/岩国・河口監督 /福島
8月10日12時2分配信 毎日新聞
第89回全国高校野球選手権大会の福島代表・聖光学院は、大会第5日の第2試合に
登場する。初戦の相手は、03年夏に8強入りした岩国(山口)。対戦を前に、聖光学
院の斎藤智也監督、岩国の河口雅雄監督に、相手チームの印象や理想の試合展開などを
聞いた。【今井美津子、藤沢美由紀】
◇一戦必勝で長い夏に--聖光学院・斎藤監督
◇選手の力を引き出す--岩国・河口監督
──相手チームの印象は。
斎藤監督 機動力が活発で盗塁が多い。走塁は独特の教育をしているようなので、警
戒が必要。
河口監督 左打者が多い。うちと良く似たチームだと思った。違うのは投手が4人い
るところ。
──現在のチーム状態は。
斎藤監督 福島大会で不調の鈴木健太が調子を上げてきた。可もなく不可もなく、自
分たちのペースは維持できている。
河口監督 高木康平が山口大会で6試合投げたので心配していたが、もう疲労もない
ようだ。けが人もなく順調。
──ポイントになる選手は。
斎藤監督 野手には際立った選手はいない。スターがいない分、信頼関係が持ち味。
河口監督 あまり考えないようにしている。全員が持ち場をしっかりやることが重要
。
──警戒する選手は。
斎藤監督 高木投手。投手力は相手が上なので、大エースの攻略に力を注がないとい
けない。
河口監督 1人に絞らずトータルで考えている。左打者が多いことには注意したい。
──理想の戦い方は。
斎藤監督 これまでの引き出しの中から力を発揮するだけで、相手よりも1点多くと
ればいい。試合に集中することが大事。
河口監督 相手に合わせないようにしたい。大舞台に舞い上がらないように注意する
。試合中は臨機応変に対応したい。
──初戦への意気込みは。
斎藤監督 遊びに来ているわけではないので、一戦必勝で長い夏にしたい。
河口監督 3年生は最後の大会になる。選手の力を思い切り引き出したい。
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■甲子園だより
◇球威増して好調を実感--鈴木健太投手(3年)
福島大会ではコントロールにばらつきがあったのですが、最近は自分が思ったように
投げられるようになり、球威も出てきました。
9日のレギュラー組対控え組の紅白戦では、初球の変化球でもストライクが取れ、直
球だけに頼らなくなりました。3回を投げ、控え組をパーフェクトに抑えることができ
たので、徐々に調子が上がってきたことを実感しています。
現在の課題は、ボールをもっと低めに集めること。初戦(12日予定)までに調整し
ていきたい。
8月10日朝刊
最終更新:8月10日12時2分
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