8月16日6時6分配信 スポーツニッポン
パイレーツの桑田真澄投手(39)が14日(日本時間15日)球団から戦力外通告
を受けた。念願だったメジャーでの勝利は果たせなかったが、会見では達成感をにじま
せ現役引退を示唆した。今後は指導者の道を歩むことになるが、古巣の巨人はすでに将
来の監督候補としてリストアップ。オールドルーキーとして“修行”を終えた桑田の野
球人生は第2章を迎える。
メッツ戦前に本拠地PNCパークに入った桑田を待っていたのは、非情な通告だった
。監督室に呼ばれ約25分間。リトルフィールドGMから説明を受け、会見に臨んだ桑
田の目は赤くにじんでいた。
「こういう世界ですから仕方ないです。ありがたいという気持ちですよ」。最初に出
たのは球団への感謝だった。キャンプでの右足首じん帯断裂を乗り越え、つかんだ夢の
メジャー舞台。0勝1敗、防御率9・43と結果は残せなかったが、達成感でいっぱい
だ。
今後はトレード、自由契約、3Aでのプレーの可能性が残されている。また9月には
登録枠が25人から40人に拡大されるため3Aからの再昇格という道もあるが、球団
には「若手にチャンスを与えてほしい」と伝えていたという。桑田はこの日も「もう十
分です。何も悔いなしです」と言い切り、笑顔さえ浮かべた。
夏休みを利用して真紀夫人と長男・真樹君(15)、二男・将司君(13)が現地に
滞在中。最終的には家族と相談し「週末までに決めたい」と話したが、球場を離れる際
には「ありがとう。桑田真澄 18」の文字が入ったサインボールを広報担当に手渡し
た。
22年間に及んだ現役生活は幕を閉じるが、夢の続きがある。指導者としてのチャレ
ンジだ。以前から桑田は「野球からいろんなものを与えてもらったので恩返ししたい。
後輩たちを指導することが、これからの僕の仕事」と力説してきた。米国移籍を「修行
」と称したのも、本場の野球を学び、指導に役立てたいという思いがあったからだ。
“現場復帰”を待ち望んでいるのは、21年間在籍した巨人だ。清武英利球団代表(
56)が中心となり昨年12月、桑田がパイレーツ移籍会見を行う際には、大手町の球
団事務所を提供するなどサポートしてきた。桑田の野球理論や独自の練習法、上原ら後
輩をひきつけたカリスマ性は球団にとっては大きな財産。「武者修行して来い」と送り
出した渡辺恒雄球団会長(81)は「巨人で将来、用はある。英語に強い、コーチでも
フロントでもいい」と話し、滝鼻卓雄オーナー(68)も「指導者になれる人物」と高
く評価している。栄光のエース背番号は現在、空き番。18番をの先輩にあたる故藤田
元司氏、堀内恒夫氏(59)はいずれも監督に就任している。こうした状況から早けれ
ば来季のフロント入り、あるいはコーチとしてユニホームを着る可能性がある。さらに
原監督が長期政権となった場合の“次”も含め近い将来の監督候補となることが濃厚だ
。
桑田は以前「ジャイアンツで指導者ができれば最高」と語ったことがある。メジャー
の世界に身を置いた約2カ月間。勝ち星以上に大きな「経験」を手にし、早ければ今週
末にも帰国する桑田の今後が期待される。
最終更新:8月16日6時6分
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