初夏の出来事
しかめつらをしながら 私はあなたに向かう
今日も自転車をこいで
熱気で息も思う様に出来なくて いるだけで汗が頬を伝う
麦わら帽子の 隙間から少し 光が差した
あなたと見た 川沿いにあった大きな
びわの実も静かに熟れて
南からの吹いてくる風が私を また困らせようとする
焼けつく日々をくり返す
ベッドの上のあなたは 今は何か頼りなくて
いつもより小さく見えた
あなたの寝顔 その細い腕に 私はそっと
キスをした ゆっくりゆっくりあなたの
その胸に聞き耳をたてた
目を閉じて こんなにも虚しさが
音も無く伝わった
青空までも切ない
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 140.112.5.23