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髫髪子の 手房へ 明日の 火を灯す 夢現の 光りかの 藁 もがる 宇宙の彼方へ 投いだ手を 延ばせば 未だ 産まれ立ての 無窮の 才は 垂らない故 心が 滑り墮ちる ときは 冀望の數より 愛しさだけ 求めた 如何して 胸が 熱る ときは 鬱いだ 悄気込みも 空に消えた 幼気を 攜え 嘖む 悲を 躱す 夢心地の 赤らかの 末那 さあ おがる 仔虫の貴方へ 涕を 取り成せば 未だ 忘れ掛けの 夢中の 窗は 無くさない故 何かを 成せる 意志の 在り処 何処はあれども 此処では無いと 撥ねた 然うして 辿り著いた 海は 澱んだ 斑声も 若音に変えて 幼気を 攜え 嘖む 悲を 躱す 夢心地の 赤らかの 末那 さあ おがる 仔虫の貴方へ 涕を 取り成せば 未だ 忘れ掛けの 夢中の 窗は 無くさない故 幼心 開く 有りっ丈の 祈り 斃れても 手折れても 無くしたくないもの 離れても 露に 濡れても 忘らぬ 言葉 髫髪子の 手房へ 明日の 火を燈す 夢現の 光りかの 藁 さあ もがる 宇宙の彼方へ 投いだ手を 延ばせば 未だ 産まれ立ての 無窮の 才は 垂らない 萎れない 薨らない故 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 218.169.54.63