作者eversun (嗯...)
看板lyrics
標題陰陽座 - 眩暈坂
時間Mon Dec 8 01:23:35 2008
眩暈坂(めまいざか)
鬱瀬身(うつせみ)に光は照りつけ 懊悩の果ての業曝(ごうざら)し
廻りだした意識の聲(こえ)は 遠く冥(くら)い澱の底から
残念、観念の幻想
射干玉(ぬばたま)の夜の乱れ髪 眦(まなじり)の奥の惑わかし
廻りだした意識の聲は 遠く冥い澱の底から
残念、観念の幻想
「産の上にて身まかりたりし女、其の執心、此のものとなれり
其のかたち、腰より下は血にそみて、
其の声、をばれう、をばれうと鳴くと申しならはせり」
駄螺(だら)だらだらだら…だらだらと
眩暈坂(めまいざか)は続いてゆく
「うふふ。遊びましょう」
「朦朧と煙る視界の中で少女の白い脛(すね)は朱に染まり
私の耳元で、淫らに…
私は畏(おそ)れた。
私は走った。
ざわざわと鳴る漆黒の闇を…
狂っているのは
少女なのか
或いはこの私であるのか」
廻りだした意識の聲は 遠く冥い澱の底から
残念、観念の幻想
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◆ From: 218.169.55.231