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あの夏の日々はうろこ雲の向こう側 しけった夏草が火照った頬を冷やす 大地を抱いていた回廊に投げた 短い命の声が木陰で響いてる 僕らを見下ろしていた銀色になる枝を 思うまま駆け回った帰り道忘れるほど 2つの影ずっと明日を見てた 夕日の中で手を振って 記憶の風通り過ぎてく紙飛行機には 言えなかった君への言葉 かねどうの水しぶき逃げる麦わらの影 自転車放り投げ夢中で追いかけた 泥だらけの膝小僧泣いた君が笑うと ずっとずっと一緒にいられるような気がしてたのに 高い空うろこ雲が季節を運ぶ 涙の匂いを乗せて夏はまたやって来る 日差しの中で揺れてた真夏のかぐを 君を追いかけて今もここに待ってる あの日の様に手を振って 記憶の風通り過ぎてく紙飛行機には 言えなかった君への言葉 飛んでゆく風の背に握手をした 遠い夏の日々 言えなかった言葉今はあの雲の向こう側 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 210.192.187.236