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◆ From: 61.61.158.137
命が無くなれば人は 土と化し記憶さえも
風の中溶け込む様に 届かぬ場所へと還る
漆黒の闇の中 一人その足元を揺らし
駆け巡る想いだけ 空に宙に吸い込まれ消えた
ここから見下ろした鬼の街はとても黒すぎて
遠のく意識さえ赤い火の粉飛ばし消え失せてく
袖を掴んで 廻る私を 貴方が止めて
優しく抱き締めて欲しい
響き渡る泣声 冷えたこの手の平にはもう
貴方への想いさえ 掴む事も許されぬまま
おぼろげな月明かり 腕をのばす術さえもなく
刹ないこの命を 雲に映しはかなげに落ちた
貴方の生きてきた鬼の街はとても寂しくて
果てない痛みから遠く遠く遠く逃げたくて
私の生きてきた鬼の街はとても寂しくて
果てない痛みから遠く遠く遠く逃げたくて
貴方を下に見て私一人陰を抱いて眠る
あの丘から景色は 吸い込まれそうな天空に
暗黒の俗世を分けた 私を取り巻く桜が舞う
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內無好物。