作詩：橫井 弘
作曲：中野忠晴
昭和33年
おーい
おおい
呼んでいる 呼んでいる
よんでいる よんでいる
赤い夕陽の 故郷が
あかいゆうひの ふるさとが
うらぶれの 旅をゆく
うらぶれの たびをゆく
渡り鳥を 呼んでいる
わたりとりを よんでいる
馬鹿な俺だが あの山川の
ばかなおれだが あのやまかわの
呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ
よぶこえだけは おおい きこえるぜ
呼んでいる 呼んでいる
よんでいる よんでいる
赤い夕陽の 故郷が
あかいゆうひの ふるさとが
懐かしい 面影の
なつかしい おもかげの
ひとつ星も 瞬くよ
ひとつぼしも またたくよ
小麦畠は ふたりの夢を
こむぎばたけは ふたりのゆめを
ひそめているか おーい 今もなお
ひそめているか おおい いまもなお
呼んでいる 呼んでいる
よんでいる よんでいる
赤い夕陽の 故郷が
あかいゆうひの ふるさとが
涙ぐみ 背のびする
なみだぐみ せのびする
渡り鳥を 呼んでいる
わたりとりを よんでいる
雲よ行くなら おふくろさんに
くもよいくなら おふくろさんに
思いをせめて おーい 乗せて行け
おもいをせめて おおい のせてゆけ
整理：蘇啟文
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