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http://news.nicovideo.jp/watch/nw3162186 変わらないMISIA“歌姫ブーム”とはなんだったのか──近田春夫の考えるヒット  今週編集から送られてきたCDの一枚がMISIAだった。  その名を見てなんだか懐かしい気持ちに襲われた。丁度、この連載の始まった頃(97 年)に盛り上がりをみせていた、和製女性R&Bシンガー、通称ディーバのブームの立役 者のひとりとして、チャートによく登場したりしていたことを思い出したのだ。  今は昔。20世紀の終わりには“ヒップホップ以降のソウルミュージック”の担い手と して、我がシーンにおいて結構な数の女性歌手がデビューをしたものだ。ただ、当初盛 んだったその流行歌としての新しい試みや実験的なアプローチも、結局“売り上げの増 加”には結びつかなかったのだろう。気がつけば、スタイルの革新性などの競い合いよ りは、普通な意味での歌唱力に重きをおいたプロデュース/作品が幅を利かすようにな っていった。  MISIAとて決して例外ではない。かの『Everything』(00年)あたりで、もはや既に 曲調はコニー・フランシス的“シックスティーズ”の焼き直しみたいなものとまでいい きってしまえば、そりゃオーバーかもしれないけれども、音としての冒険は「もうやめ た!」ような印象さえ受ける、超無難もとい王道な熱唱の世界にシフトし始めているの だ。  業界全体のそうした傾向への加速度的な収斂とともに、“歌姫達のフィーバー”も終 焉を迎えたのだった。  あの熱狂ぶりはなんだったのか? 思いつくままに、それを“バブルの残滓”といっ てしまうのは、いささか安易過ぎて気がひけもするが、たまさかこうして振り返れば、 そんな時代ももうはるか遠くになりにけり……である。おっと、柄にもなく感慨にふけ ってしまいました(笑)。  てな訳で、あまり音響の側面には期待などしていなかったMISIAの新曲だったが、聴 いていると、イントロから最後までほぼずーっと鳴り続く、いわゆる“ブリティッシュ ニューウェーブ”の全盛期にはよく聞かれた、ギターともシンセともつかぬ8分音符の 刻みの音が、心地よく耳に残る。  サウンドプロダクションの妙が“売り”というjpopもなかなか多くないなか、エイテ ィーズっぽいデジタルな味わいをうまく今様の音に昇華させまとめた、このアレンジの センスは悪くないと、俺はそう思ったのである。  それにしてもMISIA変わってないよね歌い方! と思う。  如何なバックトラックを従えようともである。たっぷりと込めた思いと共に、これで もかこれでもかと、切なくもドラマティックに歌い上げ歌い切るボーカルわざは超健在 なのだった。それこそその唱法こそまさに『Everything』以来伝統のお家芸と認めるに 俺もやぶさかではない者だが、たまには、らく~に力を抜いて歌うMISIAも味わってみ たい、そんなことが頭のどこかをよぎっていった『君のそばにいるよ』なのではあった 。  LiSA。  歌向きなこの声、系譜的にはYUKIなんですかね? -- https://www.facebook.com/MISIAsupporter MISIA 情報彙集應援專頁 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc), 來自: 118.232.221.108 ※ 文章網址: https://www.ptt.cc/bbs/MISIA/M.1515487060.A.E87.html