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https://goo.gl/nJPPKC MISIA『LOVE BEPOP』:EDMとファンクという角度からLOVE BEPOPを照らす コマーシャルで流れていた「Butterfly Butterfly」が耳に残り(1回聴いただけで)、 2016年の1月にリリースされた『LOVE BEBOP』というアルバムをApple Musicで聴きまし た。アルバム・タイトルからするとビバップへのアプローチなのかと思いきや、EDMの 要素も、アコースティック・ギターを主体にしたバラードも収められており、実に幅広 いスタイルが見られるアルバムです。 個人的に印象に残った要素は、EDMとファンク。ファンクやジャズとMISIAの歌声の相性 がいいことはイメージできますが、EDMという2010年代的エレクトロニック・サウンド とのコラボレーションは意外でした。シンセサイザーを入れる、リズムを四つ打ちにす るというレベルではなくて、EDMの要素をたくさん取り込んでいます。EDMとポップス( あるいはロックやR&B)とのミックスが日本でも一般化してきた証と言えるかもしれま せん。 表題曲の「LOVE BEBOP」と「FREEDOM」の音づくりにEDMの色が出ていて、彼女のタフな 歌声とマッチしています。アルバムに収録されている「白い季節」や「花」といったミ ディアム・テンポの曲でも存分にそのタフさを味わえますが、こうしてエレクトロと組 み合わさるとまた別の角度から歌声の強さに触れることができますね。MISIAの声は、 マテリアルとして加工されて組み込まれているのではなく、EDMサウンドを率いるよう な存在感を放ちます。 ソフト・シンセの音が生み出す「LOVE BEBOP」の重厚感には圧倒されますね。EDM的な ワブル・ベースが咆哮して、地を這って迫ってきて、聴き手を引きずり込みます。踊れ 踊れ。いわゆるジャズのビバップ的なアレンジではなく、むしろ正反対の位置に位置す るEDMで構築されているので、詳しい人ほど驚くネーミングかなと思います。しかもア ルバムのタイトルにしていますからね。ビバップという言葉を冠したのは、アクティブ な音楽性に共通項を見出し、オマージュしていることの表現なのかもしれません。 「FREEDOM」は疾走系四つ打ちダンス・ミュージックです。テクノやトランスの雰囲気 を今の音で構築した、という感じでしょうか。ひと口にEDMと言っても、そのアプロー チにはバリエーションがあります。サビでのシンセサイザーのリフ(どんどん音が上が っていく。そして2種類のパターンがある)が、EDMの裾野を広げたAVICIIやZeddを彷彿 とさせます。キャッチーなメロディで観客を一気にヒートアップさせるフレーズですね 。この印象的なフレーズに乗せて、鮮やかに波に乗るクールなサーファーのように、 MISIAのボーカルが舞い上がります。 MISIAの『LOVE BEBOP』はタイアップ曲と、それ以外の曲に分かれており、僕が惹かれ た曲は非タイアップ(アルバム制作時に録音された曲)に偏りました。とは言え、TVと いうメディアの影響は充分に大きく、アルバムを知ったのもコマーシャルで流れる「 Butterfly Butterfly」でした。この曲はファンク系のアレンジで彩られており、ファ ンク的なアプローチはアルバムでもひとつの柱と言えるのではないでしょうか。 例えばスリー・ピースのロックやアコースティック・ギターの弾き語りと比べて、ホー ンやピアノ、パーカッションが加わる曲は装飾的で華やかですよね。シンプルなアレン ジではひとつひとつの音や声の魅力が際立ちますが、多くの楽器が鳴るファンキーな曲 では音の重なりや展開を楽しむことができます。 ♪Butterfly Butterfly♪ とリフレインするコーラスが記憶に残る「Butterfly Butterfly」。勢いよく始まり、カラフルな音の世界に導きます。バリトン・サックス でしょうか、腰の据わったヘビーな音が曲を太く強く支えます。重いのに速い、パワフ ルな疾走感はとても爽快ですね。随所で絡むピアノがスリリングな演奏で魅せます。 「真夜中のHIDE-AND-SEEK」はファンクなギターとパーカッションの音(ボンゴの硬質 な音が特に良い)、エレクトリック・ピアノの音が効いています。オルガンも鳴ってい ますね。ホーン隊が軽やかに音を彩る。途中、ミュートを噛ませたトランペットがクー ルに響きます。ボーカルに負けじとピアノも歌います。あちこちから生まれるさまざま な音符は互いに絡み付き、夜の闇に溶け込んでいきます。 美しく鳴るウィンドチャイムやエレクトリック・ピアノの音に導かれ、バラードのよう に進むかと思いきや、ぐっとテンポアップして、力強く疾走するファンクに変わります 。「Oh Lovely Day」の魅力は、パーカッションの疾走感、刻むギターの味わい、ホー ン隊のカラフルな祝祭感でしょう。誰かと誰かの門出を街中が祝い、一緒に盛り上がっ ている。カメラがヨーロッパの街中を、人々が集うストリートを映しながら駆け抜けま す。そして最後に再びエレクトリック・ピアノの音色が響き、静謐な雰囲気を醸します 。 MISIAの曲をきちんと聴いたのはこれが初めてなのですが、ビギナーでも『LOVE BEPOP 』にはたくさんの魅力が詰まっていることが分かります。力強く、優しく歌い上げるバ ラードももちろん素晴らしいですし、ここでフォーカスしたEDMやファンクへのアプロ ーチも多彩な魅力にあふれています。これまでMISIAの音楽を聴くことはほとんどなく 、「Everything」を耳にしたことがある程度でしたが、ふとしたきっかけで耳を傾ける 機会を得ました。聴きたくなったときが自分にとっての旬です。そういうエンカウント があるので、音楽はおもしろいんですよね。 -- https://www.facebook.com/MISIAsupporter MISIA 情報彙集應援專頁 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc), 來自: 118.232.243.99 ※ 文章網址: https://www.ptt.cc/bbs/MISIA/M.1538942621.A.A11.html