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クリスマスの夜に MISIA から心踊る音楽の贈り物 総勢 22 名のビッグバンドとともに
奏でた 珠玉のクリスマスナンバーが聖夜を華やかに彩る
クリスマスの煌びやかなムードがより一層引き立って見える横浜・みなとみらいにあ
る「ぴあアリーナ MM」を舞台に、12 月 23 日(火)・24 日(水)の2日間にわたっ
て開催されたのは、MISIA のスペシャル・ライヴ。その名も「MISIA HOLY NIGHT BIG
BAND ORCHESTRA」。
開幕からワクワクさせるようなオリジナルの SE に乗って登場したメンバーの数の多
さにまずは圧倒された。ホーン隊だけでじつに総勢 12 名。サックス5本、トロンボー
ン4本、トランペット 3 本が 3 段で音の壁を作る。そのホーン隊を率いるのは、ニュ
ーヨークを拠点に活動する世界的なジャズ・トランペッター黒田卓也。サンタの衣装に
トナカイの角を王冠のように巻きつけたクリスマス仕様での登場だ。
ドラムのカウントから黒田のトランペットをリードにホーン隊が音を組み立ていく。
瞬く間にリズムが立ち上がっていくと、会場からは自然とクラップが発生した。MISIA
の登場だ。1曲目「陽のあたる場所」の曲終わりに「ようこそ!」と MISIA がオーデ
ィエンスに声をかけると、2曲目「CASSA LATTE」の煌びやかなサウンドが降り注ぐ。
いつにも増して MISIA の声が、そしてバンドサウンドがくっきりとひとかたまりに
なって聴こえる。今回のステージセットはいたってシンプルだ。背景の LED ビジョン
を除けば、あとは基本的に照明での演出となっていた。なぜなら、ステージに立つ
MISIA と今夜のために集結した”HOLY NIGHT BIG BAND ORCHESTRA”こそが、どんな仕
掛けよりも派手で、楽しく、ワクワクさせてくれるからだ。音楽以外には何もいらない
──ライヴが始まって2曲目ですでにそう思わせてくれることこそがどんな仕掛けも及
ばない音楽のマジックだ。
ホーン隊から目を移せば、ドラム2台とパーカッションの強力なリズム隊にベース、
ギター、そしてキーボードが2台、さらにコーラス2人と、総勢 22 名の正真正銘
BIG BAND ORCHESTRA だ。
「これだけの人数のビッグバンドでやるのは 2020 年のライヴと、あと 2021 年に出
させていただいた『NHK 紅白歌合戦』以来じゃないかなと思います。なので、こうして
開催できて本当にうれしいです!」と MISIA が嬉しそうに語る。
ここからは、「Xmas cover Medley」と題し、定番のクリスマスソングのカバーメド
レーを披露した。
MISIA のクリスマスと言えば、最近はテレビ特番『HAPPY クリスマス おもちゃ屋
MISIA』が定番となっているが、今年はこのステージで直接パフォーマンスをお届けで
きるということで、同番組で披露してきたカバーソングからセレクト。
黒田のソロがチャーミングな「THIS CHRISTMAS」から、ドラムソロが交互に入り乱れ
る大迫力の「サンタが街にやって来る」など、カバーでありながらもビッグバンドなら
ではのアレンジが施された遊び心満載のレパートリーに、会場は一気にクリスマスムー
ドに! メドレーのシメは、「Holy Hold Me」。久保田利伸と共作した珠玉のクリスマ
スナンバーだ。後半に披露した MISIA のアドリブでの歌声は、バンドの演奏に支えら
れ、どこまでも自由に突き抜けていくような心地よさと迫力に満ちていた。
MC を挟んでパフォーマンスした「ULTRA X'MAS」「大きな愛の木の下で」「Let It
Smile」の3曲は、それぞれに曲として違う背景を持ちながらも、こうしてこのライヴ
で続けて聴くと、幼い頃の記憶と大人の視点が溶け合っていくやわらかい感情に貫かれ
ているのがわかる。とくに「Let It Smile」のメロディアスなベースソロとそこに寄り
添う MISIAのボーカルがたまらなく心地よい。良いことも嫌なことも何もかも一緒に抱
き止めてくれるような包容力に満ちたアンサンブルに、会場からは長い間拍手が鳴り止
まなかった。
「緊張しますね」と歌う前にポツリと言って披露したのは、「Sea of Dreams ~
Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song~」。東京ディスニーシー®の5周年ア
ニバーサリーソングとして書き下ろしたもので、アニバーサリー期間だけでなく 10 年
間パーク内で愛されたファンにはたまらない名曲だ。さらに、2022 年にも東京ディズ
ニーシーとコラボレーションした「君の願いが世界を輝かす」を続けて披露した。会場
に足を運んだ人にとっては、かなり貴重で夢のような体験になったのではないだろうか
。それほど、MISIA とビッグバンドによる2曲のパフォーマンスは素晴らしかった。
ピアノとトランペットが静かに舞い降りる羽根のような旋律を奏でる。心にそっと染
み込んでいく特別なアレンジに彩られた「アイノカタチ」、「Everything」が続くと、
ライヴはグッと深みを増していく。スパニッシュギターのイントロが印象的な「LOVE
NEVER DIES」では、ドラム2台とパーカッションのバトルにホーン隊が華を添え、会場
の熱気は最高潮へ。さらにシームレスに本編ラストを飾る「明日晴れるといいな」につ
ながると、後半ではピアノとアルトサックスのソロも披露され、音楽の楽しさが存分に
詰まったショーとなった。
「Higher Love」から幕を開けたアンコールでは、真っ赤な衣装に身を包んだ MISIA
が登場。ビング・クロスビーの歌唱で知られる「White Christmas」のカバーから「
THE GLORY DAY」へとつなげ、アップテンポのなか各パートでソロを回していき、まる
で賑やかなゴスペルパーティーのような様相で幕を閉じた。
「来年もできたらうれしいな(笑)」
2026 年も MISIA の素晴らしい音楽が鳴り響きますように──心からそう願えるライ
ヴだった。
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